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Japanese - David Bercot



ディヴィッド・ベルソー(David Bercot)師について

[略歴]1950年、米国アラスカ生まれ。1980年、ベイラー法科大学院卒。弁護士。文筆家。2004年までテキサス州在住。妻デボラさんとの間に二男一女。年に二度、デボラさんと共に、南米ホンジュラスの貧困地域へ直接足を運び、地域住民の経済的自立のための支援活動を行っている。ペンシルヴェニア州にある、健全な聖書信仰に立つChambersburg Christian Fellowshipのメンバー。著者へのフィードバックは、www.davidbercot.comへ。

デイヴィッド・ベルソー氏は、弁護士、文筆家、そして教会史家です。これまで何十年もの間、弁護士としての仕事のかたわら、教会史(特にAD325年ニケア公会議以前の初代教会)の研究に励んでこられました。

たくさんの本を執筆してこられましたが(そのうちの二冊は、すでに日本語訳されています。『初代キリスト教徒は語る――初代教会に照らして見た今日の福音主義教会』、『世界中をひっくり返した神の国』)、それに加え、ベルソー氏は、初代教会およびキリストの弟子としてのあり方に関する講義を各地で行ってきました。氏の講義を収録したCDは70を超え、世界中のリスナーにチャレンジを与え続けています。扱っているトピックも実に多岐にわたりますが、教会史および、初代クリスチャンの信仰に関するテーマに特に力を入れています。氏の著作やCD講義に触れる方は、ご自身のクリスチャンとしての歩みに光が照らされ、信仰や、教理に対する理解が一新されるにちがいありません。

以下、(まだ日本語には訳されておりませんが)ベルソー師の多岐にわたる講義内容の一部をご紹介します。いずれもCDに収録されています。 ☆詳しくはhttp://www.scrollpublishing.com/store/teaching-cds.htmlをご参照ください。

《初代クリスチャンはどう理解していたか》シリーズ


「洗礼について」「使徒継承について」「離婚・再婚について」「娯楽について」「教会政治について」「聖餐について」「贖いについて」「ディスペンセーション主義について」「三位一体について」「世からの分離について」「姉妹のかぶり物について」「聖徒の永遠堅持について」「伝道について」「進化論について」「御父・御子の関係について」「御霊の賜物について」「預言の中のイスラエルについて」「自由意志および予定説について」「安息日について」「救いについて」「二王国論について」「戦争について」「主の祈りについて」「マリアについて」「聖画および聖人への祈りについて」「千年王国および携挙について」「慎み深い服装および化粧について」等、、、

《弟子としてのあり方》に関する講義シリーズ


「教派主義的な心の態度について」「貧しい人々に対するイエスの福音」「イエスに従うことは律法主義ではない」「いかにして従順がパリサイ主義に変容しうるのか」「御国信者とは何か」「苦々しい思いに打ち勝つ方法」「神の国における五つの原則」「迫害が起こったなら」「神の国と地の国が衝突したとき、あなたはどうするか」「私のたどってきた道」等、、、

キリスト教の歴史シリーズ


「旧約と新約の間の中間時代に何が起こったか」「使徒行伝の後、何が起こったか」「ニコライ派およびグノーシス派とはいったい何だったのか」「情熱の宣教師パトリック」「アナバプテストについて」「初代キリスト教の精神」「アッシジのフランシスコ」「ヴァルド派」「ロラード派」「ネストリウス派」「ドナトゥス派」「ローマ教会の主張」「『キリスト教国アメリカ』という神話」等、、、

聖書研究シリーズ


「初代キリスト教徒の著述とTextus Receptus」「欽定訳聖書について」「パウロとヤコブの書簡の内容は相矛盾しているのだろうか」「神は私たちの義の行いを『不潔な着物』とみなされるのだろうか」「私たちはどうして使徒たちと同じ聖書を使っていないのだろうか。―‐七十人訳聖書について――」

クリスチャンと戦争


公開討論DVDおよびMP3 「正義の戦争?クリスチャンは戦争に従軍していいのだろうか?」 2014年3月28日、ボストンのFaneuil Hallで、福音主義クリスチャンによる公開討論会が開かれました。「クリスチャンは戦争に参加することはできないし、してはならない」という立場で論陣を張ったのはデイヴィッド・ベルソー氏および元米軍兵のディーン・テイラー氏でした。一方、「クリスチャンは、正義のための戦争(Just War)に参加することができる」という立場からは、ボストン大学哲学科のピーター・クリーフト教授、ダリール・チャールズ教授(ウェストミンスター神学大学博士号)の二人が論陣を張りました。 このDVDおよびMP3(DVD video /MP3 Audio Disc-Debate on Nonresistance)は、その時の模様をライブ収録したものです。収録時間2時間。 興味のある方は、http://www.scrollpublishing.com/store/whats-new.htmlをご参照ください。

事典


Dictionary of Early Christian Beliefs (『初代キリスト教徒信条事典』)デイヴィッド・ベルソー編。本事典には、初代キリスト教徒著述からの7000以上におよぶ引用文が掲載されており、それらが、トピック別に(アルファベット順に)まとめられています。さまざまな教理および、ライフスタイルについて、初代キリスト教徒がそれらをどう捉えていたのか―、本事典は、そのような読者の探究心に答えてくれます。また、各引用文の下には、『Ante-Nicene Fathers全集(英語版)』の巻名およびページが明記されているため、『Ante-Nicene Fathers全集』の目録としても重宝されるでしょう。牧会者、ならびに真剣に聖書を学んでいる方、必携の事典。704ページ。ハードカバー。英語版。

和訳されている著書について


① 『初代キリスト教徒は語る――初代教会に照らして見た今日の福音主義教会』 (Will the Real Heretics Please Stand Up, A New Look at Today’s Evangelical Church in the Light of Early Christianity)

【概要】初代キリスト教徒とはいかなる人々であったのか。また、どんな生き方をしていたのか。彼らは何を信じていたのか。そしてその後の歴史の中で、いかにしてそのバイタリティーが失われていったのか。――著者は深い学識に基づきつつも、非常に分かりやすいタッチで、それらの問い一つ一つに答えている。また本書の中で、初代キリスト教徒と、今日の福音主義キリスト者の間のさまざまな違いが浮き彫りにされている。 純朴な聖さ、どんな事があっても決して変わることのない愛、忍耐を持って黙々と十字架を背負う姿――本書を通し、そんな初代キリスト教徒の生きる姿に読者は感動を覚え、彼らのような信仰に倣いたいと自ら奮い立たずにはおられないだろう。1989年の初版以来、米国や南米を中心に、多くの読者が感銘を受けてきた。待望の日本語版。

② 『世界中をひっくり返した神の国』 (The Kingdom That Turned The World Upside Down) 【概要】イエス・キリストのメッセージの核心は「神の国」にあった。どこに行っても、イエスは人々に神の国を説いた。読者は、本書を通し――これまでなおざりにされがちであった――驚くべき神の国の教えに目が開かれることであろう。 著者は、新約以前のいかなる掟とも抜本的に異なる、御国の新しい掟について、そして、この世の価値観とは全く逆を行く御国の価値観について、多くの実例を挙げながら説明している。キリストの御国の中に、うわべだけの皮相的キリスト教の入る余地はない。なぜなら、本書の中でみるように、この神の国こそ、歴史的に「世界中をひっくり返してきた(使徒17:6)」からである。読者は、本書を通じ、キリスト者としての歩みについて、その根本を問われるにちがいない。真剣に神の国とその義を求めている方、この世と妥協せずこの地上での人生を敬虔に歩んでいきたいと願っておられる方の必読書。待望の日本語版。