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Japanese - Head Covering Supplement



はじめてかぶり物(ベール)をつけたメノナイト派の女性をみた時のことです。当時私はなぜ彼女たちが頭の上にそういうベールをつけているのか理解できず、「風変わりな慣習だな」と思いました。

Honduras microloan その後、私は初代クリスチャンの著作を読み始めました。そして読み進める中で、なぜメノナイト派やアーミッシュの女性たちが祈りのベール(もしくはかぶり物)をかぶっているのか次第に分かってきたのです。

そうです、彼女たちは1コリント11章5節の御言葉、「しかし、女が、祈りや預言をするとき、頭にかぶり物を着けていなかったら、自分の頭をはずかしめることになります。それは髪をそっているのと全く同じことだからです。」に従っていたのです。

初代クリスチャン女性は、教会内だけでなく、公の場にいる時はいつでも頭にかぶり物を着けていました。さらに教会史を研究していくうちに、クリスチャン女性が19世紀や20世紀に至るまで、歴代ずっと、この慣習を保ってきていたことをも発見しました。

19世紀になると、米国や西ヨーロッパのクリスチャンたちが、「かぶり物として女性に必要なのは、ただ長い髪だけである」と主張し始めました。また「女性は教会にいる時だけかぶり物を着ければよい」と言い始めました。

そのうち中流階級および裕福な女性たちは、ベールの代わりに華美なボンネットを着用するようになりました。そしてボンネットは慎み深さとか、1コリント11章への従順というよりもむしろ、ファッションとしての色彩が強くなってきました。

20世紀にさしかかると、19世紀の華美なボンネットは婦人用帽子に取って代わられました。

そして20世紀の半ばに至るまで、ヨーロッパやアメリカの女性は公の場で一般に帽子やスカーフを着用していましたが――その慣習の背後に元来、霊的理由があるということには気づかず――ただ単に伝統やファッションに従っているだけでした。

同様に、1960年代まで、西洋の女性は教会内では帽子を着けていました。しかし、帽子をかぶるという行為の背後にある意味は失われていました。

今日、東洋の教会の姉妹たちは、今でも教会内で頭にかぶり物を着けています。その中には教会にいる時だけでなく、常時、着用している方もいます。西洋では、プリマス・ブラザレン系の教会の女性たちが教会内で祈りのベールをかぶっており、またアフリカ系の姉妹たちの多くも着用しています。しかし一般にこういった姉妹たちは教会外ではかぶり物をつけていません。

一般的に言って、今日、西洋においては、メノナイト派、アーミッシュ、ブラザレン(ダンカー派)、フッター派の女性たちのみ、今でもベールを常用しているといえましょう。

しかし、近年、家の教会やその他単立教会の何千という女性たちが、この新約聖書の慣習であるかぶり物のことを再発見し、ベールを常用するようになっています。

デイヴィッド・ベルソー(David Bercot)   クリスチャンのかぶり物についての私の証し(My Headcovering Testimony) (トッド・プラット婦人、米国在住) イエスさまの御名によってごあいさつします。 どのようにしてかぶり物(headcovering)を着けるよう、主が私の心に働きかけてくださったのかをこれから皆さんにお分かち合いしようと思います。 私はかつてあまり霊的でない教会に通っていました。そんな中、教会の中のある女性が祈りのベール(かぶり物)を着け始めたのです。これだけたくさんの女性がいる教会の中で、彼女は勇敢にもたった一人でそれを始めたのです! 彼女は私の友人でした。私は最初、訳が分からず、〈彼女は日曜学校のスキットに出演していて、衣装のベールをぬぐのを忘れたのかなあ〉と思って、彼女に訊ねたところ、彼女は丁重に「いいえ、そうではないの。」と答えました。 それから何週間も経ちましたが、その間、私たちがそれを話題にすることはありませんでした。 でもついにある日、私は彼女をコーヒーに誘い、かぶり物について直接訊いてみたのです。そして一緒に聖書を開いていろいろ話し合いました。 そして彼女はどういう経過でかぶり物をつけるようになったか証ししてくれました。こうして私の心に神さまは種を植えてくださったのです! その後、私はかぶり物をつけるべきだと確信するようになりました。でもそれを実行するまでにはそれからもう何か月かかりました。 最初は日曜日に、教会に行く時に、小さなかぶり物(髪のおだんご部分を覆うベール)をつけるだけでした。しかしまもなく、私はスカーフ状の(髪全体を覆うタイプの)ベールに切り替えました。(これで、教会の中でかぶり物をつけているのは二人になったのです!)やがて主はさらに私の心に働きかけてくださり、私はかぶり物をフルタイムでつけるようになりました。 これがどれだけ私の人生と結婚生活に変化をもたらしたか表現できないほどです!従順な妻であることを思い出させる、この外面的なベールを着用するようになってから、私自身のものの感じ方、主人の振る舞い、周りにいる人々の行動等、いろんな変化が起こりました。本当にすばらしい変化が起こったのです!主人は以前よりも私のことをいとおしんでくれるようになり、私は私で「もっと主人に従いたい」と願うようになりました。 周囲の反応すべてが肯定的だったかというとそうではありませんでした。嘲られたり、ジロジロ見られたりしました。悲しみのほとんどは、自分と同年代の女性からの反応によるものでした。神さまの立てられた秩序に従っている私を見て、彼女たちは心に咎めのようなものを感じたのでしょうか。 その一方で、青年や年配の男性はもっと私に丁重でした。また年配の女性はベールをかぶっている私に親近感を持って近づいてきてくださり、会話をはじめたりしました。そしてそれがイエスさまのことを証しするすばらしいきっかけとなったのです。 ベールを着けていて、私はとても幸せです。主の御言葉を読み、それを実行する時、主イエス・キリストを知る知識と知恵において成長できるということを知りました。 ベールを着ける決心をしたことは、従順という面で、私にとって大きなステップでした。そしてそれを実行することができて本当によかったと思っています。私のこの証しがみなさんにとって祝福となり、励ましとなりますようお祈りします。